ブックメーカーは運ではない

ブックメーカーでのベッティングには、ある意味でトレーダーの資質と論理的思考力が重要です。このような賭け事を単なる運の問題、つまり何も考えなくても勝てるときは勝てるし、負けるときはどんなに頭をひねろうが負けるものとして片付けてしまう人がいますが、実際には全く正反対と言ってもよく、思考力に乏しい人、率直に言えば頭の悪い人は、長い目で見ると決して勝てはしないのです。

ブックメーカーというのは、単なる勝敗あてゲームではありません。
ブックメーカーとの真剣勝負であり、運が問題なのではなく、自分でどちらがよりよく先を読むことができるかと言い換えてもよいでしょう。

誰でもスポーツのことを100%完璧に予測できる人はいません。
ですが一方でどんな予想であっても100%常に外す人というのもまたいないはずです。

0%と100%の中間に誰でも位置するはずであり、どちらがより100%に近いかを争っているだけのことです。スポーツの単なる運だけであろうはずがありません。

これで勝率を上げるためには、論理的に考えてどうなるか、たとえ1%でも勝率を高めるには何か方策はないかを常に考えている人が長い目で見ると強いのは当たり前です。また、一時的に損をしても長い目で見られるメンタルと資質も必要というのはそういうことです。